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| ◆蟹の脱皮について。 蟹の最大の防御機能として働くのは堅い甲羅であるが、脱皮をしないと成長できないという宿命をもっているのです。 成長して行くためには、一時的に鎧を脱ぎ無防備な状態にさらされても脱皮しない訳にはいかないというわけです。 通常蟹は幼生〜幼カニ期だけでなく成体になっても脱皮を繰り返します。 幼生時期には約10日に一回も脱皮するカニもいます。こうして小さいカニが脱皮を繰り返し立派なカニになって行き、大きくなるにつれて脱皮の回数は減って行きます。(ちなみにタラバガニは6〜7歳で成体になりますが、成体になっても脱皮は続けられます。) 脱皮には己の体を大きくする役目がありますが、カニの場合もう一つ重要な役割があります。 それは、自ら切り落としたり、他の生物に捕食された脚やはさみの再生も脱皮時に行われるのです。 つまり失った脚やハサミは脱皮時に再生されるというこです。 ◆自切はカニの生きる技 カニは他の捕食生物などにつかまると、自ら脚やハサミを切り離して逃げます。 彼らの体は面白いことに脚やはさみの第二間接の基節と座節の間には自切面という特殊な構造をもった節があります。 万一危険な場合に陥った場合は、ここから体を切り離し逃げるのです。もともとこうした仕組みを(トカゲの尻尾の仕組みとたとえると判りやすいでしょう。) 備えておりますので、切れても体液も出ないし生命自体に影響はないのです。 その内自切面から小さな脚が出てきて脱皮を繰り返すうちに元の大きさに戻るというわけです。 カニのこうした再生能力は驚くばかりです。 ◆蟹の泡吹きは何故? カニが泡吹きしている状態をよく見たことがあったり、カニに泡吹きはカニをイメージする際頭に浮かぶ光景ですが、いったい何故泡を吹くのかご存知ですか? カニは元々水中生物なのです。ですから一般の魚類同様水を飲み込みエラで水中の酸素を取り込み呼吸しているのですが、丘に上がり水中の酸素を取り込めない状態が続くとエラのヒダヒダが乾燥して来て呼吸が苦しくなるのです。すると泡を吐くのですが、吐くには理由があります。 泡は口の近くの小さな穴(出水孔)から出ますが、この穴は体の中を通りエラに続いているのです。 丘に上がったカニは水が吸えないため呼吸が出来ない状況になりますが、この管の中とエラにある水分を出し入れし外気に触れさせ空気を取り込みエラで呼吸しているのです。 丘に上がったカニは体内に残ったわずかな水を何度も出し入れして再利用し呼吸しているため水が泡上になるのです。 ◆カニの目 カニの目玉は何個あると思いますか? 一般的に体から2本「ニョキ」と出ているイメージですが、実際はその2本の眼柄(がんぺい)(「ニョキ」は眼柄と言います)の先端に多数の小さな目が集まって出来ています。 これを複眼といいます。トンボのような目と言うとイメージしやすいと思います。 イメージ的に目玉が2個あるような気がしますが、実際は違うんですね。 ◆カニの口って? カニの口は眼の間の甲羅の下側にあります。 口は3つのあごで構成されており、内側に大あごがあり、次に2対の小あご、そして3対のあごあし で構成されています。 大あごで食物を砕き、小あご、あごあしを巧妙に動かし食物を口に入れて行きます。 たとえば小魚を捕まえて食べようとするとこうなります、ハサミで小魚を口の前まで持ってきます。 あごあしと、小あごで獲物口の奥に送りこみます。そして大あごで噛み砕き飲み込みます。 ◆毛蟹の産卵について 毛蟹はクリガニ科に属しオオクリガニとも呼ばれる。 北海道の味として親しまれているが、北はカムチャッカ、アラスカ沿岸、太平洋は福島県沖、日本海側は韓国東岸まで広く分布している。 産卵期は4〜5月、11〜12月の年2回 大部分のものは春に産卵する。 年1年間抱卵し、1年おきに産卵が行われる。 ちなみに月夜の蟹は見入りが少ないといわれる由来は、満月や新月に浅瀬で抱卵する蟹は簡単に捕獲できるが、産卵に来た蟹を捕まえても見入りが少ないので、獲っても仕方が無いという、昔の言い伝えです。 |
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